パッケージ

パッケージ作成のためのソース一式は github の方に公開してあります.
また,インストール時に /usr/src/qbilinux 以下にも置かれています.ただし,必要なファイルすべてが置かれているわけではないので,github から持ってきた方がよいと思います.

パッケージソース

git clone https://github.com/qbilinux/qbilinux

ディレクトリ構成は下記のようになっています.
-rw-r--r--  1 matsuki users     0  1月  4日  06:06 .topdir
-rw-r--r--  1 matsuki users   185  1月  4日  06:06 README.md
drwxr-xr-x  2 matsuki users 4,096  5月  5日  18:41 admin/
drwxr-xr-x  8 matsuki users 4,096  4月 29日  14:04 boot/
drwxr-xr-x  6 matsuki users 4,096  5月  3日  22:55 contrib/
drwxr-xr-x 15 matsuki users 4,096  5月  3日  22:55 qbilinux/

.topdir: トップのディレクトリを示すためのダミーファイル.各種スクリプト中で使っていますので削除しないでください.
admin: ディストリビューション自体を作成するために使用している各種コマンド類
boot: インストーラー作成に必要なファイル,バイナリ類など
contrib: contrib ディレクトリ以下のツールを作成するためのビルドソース
qbilinux: qbilinux ディレクトリ以下のツールを作成するためのビルドソース

パッケージ作り直し

各ディレクトリに PackageBuild.. というファイルが含まれているので,このファイルを実行すればパッケージの作成が行われます.
以下は at コマンドをビルドする例です.

cd qbilinux/00_base/at/
./PackageBuild.at-3.1.13 download
./PackageBuild.at-3.1.13 prepare
./PackageBuild.at-3.1.13 config
./PackageBuild.at-3.1.13 build
./PackageBuild.at-3.1.13 package

download コマンド実行時に /home/archives/source ディレクトリ以下に必要なソースファイルをネット経由でダウンロードしますのでディレクトリがない場合には作成しておいてください.
一気に作成を行うコマンドも用意してあります.

./admin/mkpkgfile qbilinux/00_base/at/PackageBuild.at-3.1.13

一気に上記の作業を行います.また,log ファイルは 00.make.log などに出力されます.
mkpkgfile で使用できるオプションは下記です.

-d : download.
-f : force build.
-c : error check.
-i : install.
-u : update.
-p : package only.
-m : move old pkg file to old directory.
-n : not delete work/build dir before build.

00.make.log と PackageBuild スクリプトのタイムスタンプをチェックして 00.make.log の方が新しい場合には mkpkgbuild コマンドはメッセージを出力して実行が止まるようになっています.-f オプションをつけると,強制的に実行されます.
-m オプションをつけると各パッケージのディレクトリに old ディレクトリが作成されて,そこに古いパッケージを移動します.